店長自己紹介

“鉄切り絵”伝道師の馬淵紀充です。

 

~ 生い立ち ~

私は、昭和51年豊橋市に、鋼材(鉄の材料)の販売を家業とする家に生まれました。

当時は、明治生まれの祖父と、父が家業を切り盛りしていました。

 

祖父は何事にも厳しい態度で臨む人で、近寄りがたい雰囲気をもっていましたが、なぜか、末っ子の私が一番なついていました。夏休みに入ると、祖父に毎日のように倉庫へつれて行ってもらい、倉庫の敷地内で、鉄くずで遊んだ事を覚えています。

 

父は祖父とは対照的に、気さくに話す人で、子供の私とも良く遊んでくれました。父の日課である、朝6時30分からのラジオ体操をよく一緒にしたものでした。

小学4年生の夏、父が病気のため亡くなりました。祖父はよっぽどショックだったのか、気力をなくしてしまったのか、2年後、父の後を追うように亡くなってしまいました。家業はこの頃ピンチにたたされましたが、母が代表に就き、切り盛りする事で、なんとか乗り切っていきました。この体験から私は子供ながら「迷惑や心配をかけてはダメだ」と心に強く思いました。

 

~ 学生時代 ~

中学生のとき、親に心配をかけないようにしていた事でストレスがあったのか、その発散のためパンクロックに目覚めました。

高校~大学時代は、そのままバンド活動に夢中になりました。担当はベースでしたが、1つのジャンルにとどまらずに、ロックからレゲエ、ジャズまで色々な音楽を経験させてもらいました。今思えば、いろいろなジャンルからエッセンスを吸収する事を意識し始めたのは、この頃からです。

音楽とそれなりに学業をこなし、土木科だった私は最終学年に、コンクリート研究室に所属し、卒業研究をします。

毎日セメントを練って、コンクリートの試験体をつくり続ける日々、モヒカン頭の後輩から、「毎日黙々とコンクリートを練る姿に俺、感動したっス」と言ってもらいました。

このコンクリ研時代に今につながるルーツがあります。コンクリートと深い関わりのある鉄筋です。鉄筋の引張強度試験、RC試験梁の圧縮破壊試験などを経験します。そのせいか、今でも鋼材の中で1番好きな材料は異形鉄筋で、特に表面の節(イボイボ)の機能的デザインが好きです。

 

~ 社会人になる ~

社会人になり、家業に入りました。家業に入ることに初めは悩みましたが、子供の頃、祖父や父の背中を見て育ったこと、自分を育ててくれた会社や母に(微力ながら)恩返しが出来たら…と思ったからです。

 

入社してからは、早く仕事を覚えるために夢中で業務に取り組みました。仕入れと営業のほか、運営に関する採用、また、簿記3級は夜学に通い取得しました。その結果、徐々に仕事に慣れていったのです。

 

~ リーマンショックで挫折 ~

2008年9月、リーマンショックが起こります。当時、異形鉄筋の値段が12万円弱(トン当り)だったのが、半値の6万円まで相場が急落します。自動車業界では、仕事量が半分以下、当社も昨対比40%ダウンと大変厳しい状態に直面しました。

 

加えて、悪循環からか、次々と社員が辞めていき、半年間で半分の人員がいなくなりました。自分なりに必死にがんばりましたが、社員が辞めていくのをとめる事は出来ません。その年の大晦日に1年を振り返ったとき、非常に惨めな思いをしたのを覚えています。

 

 

~ 現場を見直し実直に取り組む ~

今までのやり方では通用しないと強く感じ、まずは自分の既存業務から見直していきました。

改めて自分が現場に入り直し、加工の仕事を徐々に覚えていきました。難しい加工はお客様に教えてもらい、どうやって製品にしていくかを考えるという加工の面白さも味わいました。

 

しばらくして、今迄の自分のキャリアを棚卸しし、将来目標をイメージする機会に恵まれました。

 

自分が扱っている鉄とは、気をつけて見てみれば、身近に溢れていて、鉄なしでは現在の生活を維持することが出来ません。鉄資源も地球に豊富に存在していて、リサイクルも確立されています。こんなに便利で、縁の下の力持ちである鉄について、その仕事に従事する人を除けば、世間にあまり認知されているとはいえません。

 

また、私は学生時代、音楽に夢中になっていたのですが、それは音楽を演奏する事で、あたかも“自分を表現している”という感覚があったからです。

 

鉄の魅力をお伝えし、鉄で自分を表現するという2つのキーワードから、鉄板を溶断して、鉄の切り絵を制作したり、溶接で身近な雑貨が作れる「溶接体験教室」が生まれました。

 

溶接体験教室をオープンして間もなく、話題性もあったからか、お蔭様で、新聞社やTV局など多くの方から取材を頂きました。

 

多くの反響を頂いたこと、また、立上げに際して関係者の方々に多大なご支援を頂いたことに(特に機材メーカー様には大変お世話になりました)、本当に感謝の気持で一杯です。

 

 

~ 今後の目標 ~

今後は、1人でも多くの方に、鉄の魅力、鉄工作の魅力をお伝えすることを使命に、ご縁があったお客様に「イメージどおりのもので嬉しい」「ありがとう」など、よりいっそうご満足いただけるよう、がんばっていきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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【イムラン鉄創作スタジオネットショップ】店長の馬淵紀充です。
小さい頃から鉄に囲まれて生活してきました。現在は「鉄切り絵伝道師!(自称)」として、鉄でできた切り絵の魅力をお伝えしております。
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